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ジロ・デ・イタリアが始まり、本格的なサイクルロードレース、ロードバイクの季節がやってきました!!
かなり気温が上がってきて、長時間ロードバイクに乗るような場合のインナーウェアの大切さについて、今回は書きたいと思います。
ロードバイクに乗り始めたばかりの方、初心者の方は、揃えなければいけないものが色々あります、まずはロードバイク、ヘルメット、シューズ、ボトル、という具合に。
その中で、ウェアも非常に大切な要素で、今後も快適にロードバイクに乗り続けるためには必ず必要なものです。
しかし、ウェアの中でもインナーはなぜか軽んじられてしまって、普通のTシャツを流用している初心者の方が多いようです。
ロードバイクでの汗の掻き方は尋常ではありません!!ちょっとでも長い上り坂を経験した方はわかると思いますが、まさにびしょびしょ状態になります。
他のスポーツと違うところ、それは標高差による気温の差と受ける風の強さです。
ツール・ド・フランスなどのサイクルロードレースを見ている方はご存じでしょうが、標高の高い山岳コースでおなじみの光景があります。
それは、登り続ける選手たちは、その暑さのため、ジャージの前をはだけ、少しでも風を中に入れて、暑さをしのごうとしています。ものすごい汗です。
ところが峠にたどり着くと状況は一変します。標高が高いため気温が低い、さらにここからは下りになるため、運動強度は極端に下がり、強い風を受けることになります。
そのまま下ったら、寒さで凍えて、選手のパフォーマンスは極端に下がります。
そのため、ほとんどの選手が、峠でウインドブレーカーを着こむことになります。古くから、観客から新聞紙をもらって、ジャージの下に着込む選手もいます。
その時、インナーも大切で、いつまでも汗を含んでいるようでは、ウエアが冷えて選手の体も冷やして故障の原因になってしまいます。
素早く乾き、汗冷えを起こさない、常に汗を発散させる機能性の高いインナーが求められています。
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